まちづくりライブラリー
新着図書紹介 詳細
『Y字路はなぜ生まれるのか?』

著 者 名:重永瞬/著
出 版 社:晶文社
請求記号:Fe-シ
内 容:街角に現れるY字路を偏愛する著者が、その成り立ちから紐解き、楽しみ方を解説する。古地図や景観を頼りに地域の変遷をたどる歴史地理学の手法を使い、Y字路の面白さを語る本書は、気軽に読むことができ、街歩きのお供にうってつけだ。歴史だけでなく、Y字路が登場する文学や歌なども紹介されている。Y字路を多角的に知る一冊となっている。
『スマートシティはなぜ失敗するのか―都市の人類学』

著 者 名:シャノン・マターン/著
出 版 社:早川書房
請求記号:Ce-マ
内 容:都市機能の効率化、高度化をはかる「スマートシティ構想」耳ざわりの良い言葉が並ぶが、本当に問題はないのだろうか。デジタル先進地アメリカの人類学者が、その陥穽を指摘する。パンデミックの最中に起きたスマートシティ構想のいくつかは中断や中止となっている。都市の価値はIT化から見逃されやすいものに宿っていることがわかる。
『「みんな」って誰?―災間と過疎をのびのび生きる』

著 者 名:宮本匠/著
出 版 社:世界思想社
請求記号:Mb-ミ
内 容:先行きが見えない時代を生きる人々は、閉塞感にあえいでいる。右肩下がりの世の中を気持ち良くのびのびと生きていくヒントは、災害にみまわれた被災地にあった。過疎地を例に、グループ・ダイナミックスの学問を通して、どのように生きていくかを探る。
『「ウェルビーイングなまち」を育てるプロモーション―あなたのまちでも使える事例と分析』

著 者 名:河井孝仁/著
出 版 社:第一法規出版
請求記号:Cg-カ
内 容:「ウェルビーイング」を「よく生きる」と解釈し、自らが主人公となる人々が増えることにより、地域の幸福度があがっていく。そのために地域に物語が必要となる。本書は、地域の様々な取り組みを物語として紹介する。多様な事例とコラムをもとに分析が加えられている。新たに「ウェルビーイング」に取り組む人たちのヒントになるだろう。
『宮田珠己の楽しい建築鑑賞』

著 者 名:宮田珠己/著 傍島利浩/写真
出 版 社:エクスナレッジ
請求記号:Id-ミ
内 容: 建築鑑賞を趣味とする愛好家たちが、思う存分に語ったインタビュー集。ヴィンテージマンションや団地、ビル、庁舎建築などの大きな建築物から小屋や公衆トイレのように小さな建築物もある。建築物から派生し、エスカレータや吹き抜けなどに興味を持つ人もいる。自由な感性で楽しむ建築鑑賞は、ありふれた街並みを魅力的に変えていく。