まちづくり支援
まちづくりびと講座
R4 まちづくりスキルアップ講座 第3回 まちにきく、その声を集める。

講座概要
講師の古橋敬一さんが、10数年にわたって関わってきた名古屋の港まちにおける
まちづくりの仕事を紐解き、その手法や在り方について、みんなで一緒に考察したり
語り合ったりする学びの場を企画。人々の声を集め、それをまちづくり活動
の中で活かしていくためには一体どんなアプローチがあるのか。この講座では、
「まち」あるいは「まちの声」とは何か?その「きき方、集め方、そして活かし方」
までを余すことなくご紹介しました。
開催日時・場所
令和5年2月25日(日)13:00~16:30
名古屋都市センター11階ホール
講師
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古橋 敬一 氏 愛知学泉短期大学専任講師、博士(経営学)。 愛知淑徳大学、名古屋芸術大学非常勤講師。 愛知万博のNGO/NPO出展プロジェクト、 国内および東南アジアのワークキャンプの コーディネーター等、多岐にわたる活動に従事。 名古屋市港区西築地エリアの港まちづくり協議会 で、14年に及ぶまちづくりマネジメントに従事。 |
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講座内容
【Work shop1】 |
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最初のワークでは、まずは「きくって何でしょう?」というところから。 「あなたはきける方?きけない方?」という質問に、
・きくのは好き。きいているほうが、居心地がいい。 ・きいていると、自分の思考が浮かんできて口をはさみたくなる。 ・仕事だと、必要だから聞ける。それ以外は難しいな。 ・話すよりも聞くほうが楽。 ・自然に聞けちゃう。情報が入ってくる感じ。 ・聞いているようで、本当は聞いていない。
などなど、色んな答えが。 そのうち、「もしかして、それぞれ『きく』の定義が違うのかも?」との声が。
そう、「きく」って、「傾聴する」とか「質問する」とか、色んな「きく」があるんですね。
講師の「まちづくりの現場では、いろんな「きく」を瞬時に使い分けているんです。 自転車と同じで、きくということができるようになるには、きくしかない。」 とのお話が印象的。
「きく」が、少しづつ紐解かれていきました。
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【Work shop2】 |
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後半は、「「声」を集めて何するんですか?」
講師の古橋さんが取り組んで来られた、 名古屋の港まちにおける、まちの人の話のアーカイブスや、 フリーペーパーかわらばんの取り組みを紹介してもらいました。
それを受けて、3人組になって、講師への質問を考えるワーク。 その中で出た質問、「まちの人に話をきくことが、どんなふうにまちとつながるの?」
これに対し 「一人ひとりの見解を、パズルのように組み立てていって、社会になる。 まちの人たちが、まちをつくっている。」と話される古橋さん。
だからこそ、まちの人に「きく」ことは大切なんですね。 まちのひとに「きいて」、まちをどうしていったらいいのかを考える。
こうして、「まちにきく」がどんどん、深まっていきました。 |
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【最後に】 |
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最後に、大きな輪になり、お一人ずつ感想。 講座を通じて、「きく」を体験された皆さん。 今後、まちでどんなふうに「きき」、そして集めた声をどんなふうに活かすか。 わくわくするようなヒントが、たくさん詰まった時間でした。 |
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