まちづくり支援
まちづくりびと講座
30 第3回 まちづくりスキルアップ講座 付箋を使うだけがワークショップじゃない!?

講座概要
まちづくり”スキルアップ講座” 第3回「付箋を使うだけがワークショップじゃない!?」
~参加者の効果的な発言を引き出す会議の手法や場づくり、ファシリテーションとは?~
「付箋を使わないワークショップ」としてワールドカフェ方式で、自己紹介からスタートし話合いを通して、テーブルを代わりながら色々な人との交流を図るワークショップとなりました。付箋をまとめる時間は必要ないので、代わりに自由に発言を書き出したり、沢山の人との交流が図れたりと充実した講座となりました。
開催日時・場所
平成31年3月9日(土) 13:30~16:30
名古屋都市センター11階 ホール
講師
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【講師プロフィール】 林 加代子 氏(株)ソーシャル・アクティ代表取締役 愛知県生まれ。子育て中に、まちづくりに興味を持ち、地域社会活動にボランティア参加するうち、地域と行政のきずなを強めることの必要性を実感し、大学院に進学。博士課程では、ファシリテーションが地方自治の現場でどう役立てることができるかを研究。ワークショップの大切さ、楽しさをもっと深めたいとの思いから、株式会社ソーシャル・アクティ(http://social-acty.com)を設立。 自治体と市民の協働のまちづくりのファシリテーターや、講師として活躍中。 【ファシリテーター・進行】 三田 祐子 氏(株)対話計画取締役 |
講座内容
【アイスブレイク:自己紹介タイム】 A4の用紙を四つ折りにして、4マス作った中に「名前、住まい、付箋を使うワークショップに参加したことがありますか?参加の動機」といった内容で,同じテーブルになった人たちと自己紹介をして参加者同士で打ち解け合いました。
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【付箋を使わないワークショップとは?】 講師から、ワークショップによくある付箋を使ってやる時に起こりがちな、メリットとデメリットを実例や体験談を交えながら話を聞きました。 今回の目的である付箋を使わないワークショップのワールドカフェについてどのようなものなのかを説明を聞きながら教えてもらい、実際にワールドカフェを体験する時のルールとしてカフェエチケットを書き出されました。 【カフェエチケット】 1.問いに意識を集中して話しましょう。2.あなたの考えを積極的に話しましょう。3.発言は短く簡潔にお願いします。4.相手の話に耳を傾けましょう。5.様々なアイデアの関係を考え、つなぎ合わせましょう。6.いたずら書きなどしながら会話を楽しみましょう。
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【ワールドカフェを体験してみよう】 『会議やワークショップで求められるもの、求めることは何でしょうか?」というテーマについて話合いしました。テーブルの上に、テーブルクロスのように敷かれた模造紙に、何でも良いので思ったことをペンを持って書いてもらいました。 次に参加者は、テーブルに1人を残して他の3人がそれぞれ別のテーブルに移動して、自己紹介から始まり新しいメンバーで前のグループの話などを共有しながら移動したテーブルの上ある模造紙に、その時に話合った内容、思い、考え等を書き込んでいきました。
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【ハーベスト(収穫)タイム】 席を移動して、初めの席に戻ってきてもらいました。 他の席で話し合いした事で、一つ印象に残った事を戻った席で模造紙に記入してもらい、その後新たなテーマの『私は、私たちは、会議やワークショップで何をしたい。どうなりたいと思っているのか』を話し合いながら記入しました。 休憩後は『会議やワークショップで何を実現したいと思っているのでしょうか?』という内容で各自A4用紙に記入し、それぞれ壁に貼ることで似てる意見をまとまった場所に張り出してお互いの意見を見ながら、様々な考えを「収穫」することができました。 |
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【ふりかえり】 その他に『ワールドカフェを体験した感想と、付箋を使うワークショップと使わないワークショップではどんな違いがあるのか』、『付箋を使わないワークショップ、どんな時に活用できそうでしょうか?その結果生まれる期待』についての話し合いを行い各自の意見を壁に張り出しました。 参加者からは、「付箋を使う時と、ワールドカフェや使わない時の違いを改めて考える機会になった」「付箋にとらわれすぎていたかも」「自由な意見が言えるし、聞けるワークショップを知ることができた」「対話の重要性が分かった」などの声を頂きました。 グループ内でこれだ!と思われる意見を壁に張り出してワークは終了しました。 参加者の皆さんには充実したワークになったようでした。
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