ARToC10アーカイヴ

 

PARALLELS

LIBERGRAPH

PARALLELS

 


このプロジェクトは、事前のワークショップとイベントという2つのプログラムで構成されています。ワークショップには合計99名が参加し、年齢は、小学3年生から70代の大人まで幅広い年齢層で、地域は愛知県内だけでなく、岐阜、三重、福井、東京、新潟といった広範囲からご参加いただきました。

ワークショップ 「電子植物をつくる」

ワークショップ 「電子植物をつくる」

日時:令和4年9月24日(土)

         令和5年3月5日(日)、3月11日(土)、12日(日)

場所:名古屋都市センター

     レイヤードヒサヤオオドオリパークZONE1

     名古屋市科学館

ワークショップ参加者の42.9%がイベントにも参加するとアンケートで回答しており、中川運河周辺地域へのアクセスが促進されました。

テクノロジーの客観性とアートの主観性の両方の特性を組み合わせることが重要だと考えています。

電子植物の制作では、単なる科学実験にとどまらず、参加者が創造性を発揮できるように、さまざまな種類のパーツを組み合わせてオリジナルの電子植物を作成できるようにしました。
また、その作品は単体で完結せず、他の方達が作った作品と一緒に堀止緑地で展示し、水をかけることで光の花を咲かせインスタレーションが完成します。

「電子植物による光のインスタレーションと電子音楽ライブ」

「電子植物による光のインスタレーションと電子音楽ライブ」

日時:令和5年3月19日(日)

場所:堀止緑地(中川運河町2)

Live:Toru Yamanaka/ DUMB TYPE

   Sakura Tsuruta

   Kazumasa Hiei

DJ  :Daijiro,YAMICA

 

電子音楽のライブでは、立体的な音響効果が生まれるよう6つのスピーカーを幾何学的に配置され、音響空間を作りました。アーティストにより音場の作り方は異なりますが、多チャンネルの音声を6つのスピーカーに割り振り、ライブ中にアーティストがリアルタイムに音場をコントロールするという試みで、電子音楽のライブパフォーマンスにおける新たな可能性でした。

「PARALLELS」

「PARALLELS」

近代的な建物が立ち並ぶ名古屋の都心で、洗練された都会的なイメージと開放感、そして6つのスピーカーで立体音響を生み出せる環境は、堀止緑地以外では考えにくいものです。このような新しい視点から堀止緑地という場を活用し、ブランディングし、次の利用提案へのきっかけを作ることが、このイベントを通じて、「こんな場所があるのは知らなかった」「こういう活用方法ができるなら、会場を借りてイベントをしたい」という声もいくつか聞こえてきました。