ARToC10アーカイヴ

 

Crossboundary Ⅺ ~人と神社と運河をつなぐ

Seainx project 

Crossboundary Ⅺ ~人と神社と運河をつなぐ

 


令和元年から継続している「Crossboundary=境界線(定義・限界・概念・先入観)を広げる」を目的としたレクチャー&コンサートシリーズ。

コロナウイルス感染症拡大の影響により延期を余儀なくされ、2年越しの開催となりました。

現代音楽のコンサート&映像のインスタレーション

現代音楽のコンサート&映像のインスタレーション

日時:令和4年9月24日(土)、25日(日)

場所:西宮神社、広見憩いの杜

メイン会場である神社では境内が美しくライトアップされ、笙の音色と、篳篥(ひちりき)に似た音色のオーボエとの協演による現代音楽のコンサートが行われました。    

また、神社より運河を挟んだ対岸の広見憩いの杜では、神社から渡って聴こえてくる音色に合わせて映像のインスタレーションが行われました。ここでは広見憩いの杜で収集した環境音や、かつてあった「大名古屋運河音頭」の1節、そして2018年に行われた本プロジェクで行った運河周辺地域の方々との座談会から拾った声などを素材として制作された「中川運河postcard」という曲も披露されました。

会場となったこの場所は今回のコンサートのために特別に夜間開放され、運河周辺地域の方々をはじめ、多くの人が非日常と化した空間を楽しんでいました。インスタレーションを行うのに使用した設備は、中川運河沿いの企業の協力のもと制作されたものです。4回目の開催となったこのコンサートシリーズにはすでに常連の方もおられ、いつも楽しみにしているとの声も聞かれました。