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R4 まちづくりスキルアップ講座 第1回 みんなで孤立をなくせ!超高齢化社会体験ゲーム&まちづくりにできることを考えるワークショップ

R4 まちづくりスキルアップ講座 第1回 みんなで孤立をなくせ!超高齢化社会体験ゲーム&まちづくりにできることを考えるワークショップ
R4 まちづくりスキルアップ講座の第1回は、超高齢化社会体験ゲーム「コミュニティコーピング」と、それを受けてまちづくりでできることを考えるWSを行いました。
講座概要

まちづくりスキルアップ講座 第1回  みんなで孤立をなくせ!超高齢化社会体験ゲーム&まちづくりにできることを考えるワークショップ

 

この講座では「コミュニティコーピング」というゲームを使って、これから到来するであろう「超高齢化社会」を体験し、わたしたちがまちでできることや、これからのまちづくりに活かすヒントを、一緒に考えます。

このゲームは、人と地域資源をつなげることで「社会的孤立」を解消する協力型。
ゲームに登場する住民一人ひとりの本当の悩みを明らかにし、地域のつながり等を処方してあげることで、地域社会の崩壊を防ぐことを、プレーヤー同士が協力して目指します。

 

 

開催日時・場所

令和4年7月10日(日)13:00~16:00

名古屋都市センター11階ホール

 

 

講師

 

 

【導入】

 講師の千葉晃一さんは、一般社団法人コレカラ・サポート代表事理であり、「社会的孤立」を解消するため「コミュニティ・コーピング」を開発、その普及に取り組んでみえます。

本日の講座はまず、「社会的孤立」や「コーピング」などの概念や、ゲームのコンセプトをお話いただくところから始まりました。

講座内容

【第一部~ゲーム体験~】

   

基本的なルールの説明を聞いたら、早速ゲームスタート。「わからない」「これはどうするの」なんて言いながらやっているうちに、段々と分かってきて、「あー!ピンチ」「誰か処方して」「いやいやまずはコーピング!」と、各グループ白熱してきます。ゲームの中では「複雑な悩みを抱えた人」がいたり、「大地震」や「感染症の流行」など、困難な状況も起こります。プレイするうちに現実と重なって感じられ、さらに「なんとかしなくちゃ」と…。盛り上がりのうちに第一部のゲームを終えました。

 

   

     

【第二部~ワーク~】

   

第二部ではゲームで感じたことを振り返ります。「ゲーム終了時、現実だとしたら地域はどんな状態?」「よりよい地域にするには?」などについて、ゲームのボードやカードを横目に見ながらワーク。実は第一部で、まちが崩壊せずにクリアできたのは、5グループのうち1グループのみ。様々な要因で、まちは深刻なことになりました。それを踏まえてのワーク。皆さん思うところを出して付箋で貼っていきました。

 

 

 

     

【発表】 

   

ワークの結果をグループごとに発表。

「話ができる関係」「出かけられる場所」「平時からシュミレーションしておく」「役割分担の徹底」「地域の行事にまめに参加」「ゆるやかなつながりをたくさん」など、もっとこんなまちにしていきたい、こんなことが必要という、ゲームを通じて得られた気づきを発表していただきました。

 

「超高齢化社会を体験」というこの講座。ゲームで体験したことを、まちにどう活かすか、自分はどう動くか。このままではゲームのようにまちが崩壊するかもしれません。すぐにでも何らかの行動を起こしたくなくる、そんな講座でした。