だがね博物館

これまでに開催した「だがねランド」の情報を掲載しています。

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基本情報

開催期間 2012年7月21日(土)~8月22日(水)(27日間)

だがねランドに
参加した子どもの数
のべ1,628人
だがねランドに
住民登録をした子どもの数
751人
いちばん多くの子どもが
参加した日
8/10(金)178人
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まちをつくる

道路、警察、広場…、だがねランドに必要な施設は何?
場所はどこがよい?どんなまちにするか計画をして模型を作りました。
次に、計画に沿ってお店やみんなで使う建物を作ります。模型(縮尺1/10)を製作して役場のチェック(確認申請)を受けたら建物づくりのスタートです。こうしてだがねランドは作られていきました。

●都市計画ワークショップ 7/21・22

都市計画ワークショップの1日目は、「人の流れ」「まちの見え方」「まちの空間」について事前学習を行いました。
特に「まちの見え方」では、1/50の模型を使い、CCDカメラで見ながら、屋根の形や向き、建物の配置(並び方)によってまち並みの見え方が変わることを知りました。
2日目は、名古屋大学教授の片木篤先生の指導を受けながら“だがねランド2012”のマスタープランをつくりました。
建物を雁行させたり、勾配屋根のデザインでそろえるなど「まち並み」がどのように見えるかを考えて計画が立てられました。
また、建物の用途から「観光ゾーン」「予備校ゾーン」「工房ゾーン」の3つがつくられました。
このワークショップを修了した子どもたちは、「タウンアーキテクト」の称号が与えられ、期間中は証明書を身に付けて、住民に「だがねランド2012」の計画を伝え、まちの運営をリードしました。

 

●都市計画ワークショップ(見直し) 8/10

建物が建ち、みんなが使い始めたまちを「タウンアーキテクト」が見直しました。今年は「まちの見え方」に特に重点をおきました。
まちを見回った結果、曳家をして建物の位置をかえたり、家並の統一感を
だすために屋根の葺替えをしました。かえてみて景観の違いを再認識しました。

 

●ストリートファニチャーでつくる“だがね”のまち 7/28・29

まちの空間を魅力的なものにするために今年は「ベンチ」「案内板」「広告塔」
工房ゾーンを仕切る「フェンス」が都市計画ワークショップで考えられ、それらをデザインして制作しました。

 

●だがねオールスターズとつくる“だがね”のまち ①7/24・25 ②7/26・27

だがねオールスターズといっしょに建物を建てました。お店7軒(丸屋・三角屋・四角屋・食べ物屋・服屋・デンキ屋・だがねずみオフィシャルショップ)、銀行、新聞社、案内所です。
今年の建物は、屋根の形や向きが決まっています。形は「勾配屋根」で、向きは
お店と案内所が「平入」、銀行と新聞社が「妻入」です。
制約のある中でそれぞれの建物の特徴を出すよう工夫しました。

●森林文化アカデミーの学生と木造の建物を建てよう 7/31・8/1

木造で「だがね予備校」をつくりました。アーキテクちゅう試験のための「知識資料室」「技術資料室」「講義室」と自習スペースからなる施設です。
今年は、岐阜県立森林文化アカデミーの学生さんといっしょに、小原先生も来てくださいました。小原先生による建物の「常時微動測定」の数値にみんな大盛上がりでした。
今年の建物は、耐震性を意識したつくりになりました。

 

 

●有名建築家とつくる“だがね”の博物館 8/2・3・4・5

建築家の曽我部昌史先生(神奈川大学教授、みかんぐみ)と「だがね博物館」をつくりました。
「博物館」について考えた後、敷地を見ながら建物の形を考えましたが、周囲の建物に配慮する意見が出され、サポートをしている「だがねオールスターズ」を感心させました。
博物館はゆるい弧を描くモダンな建物になり、細部のデザインにもこだわったものになりました。
   

 

木造建築のワークショップでは、森林文化アカデミーの人たちに電動工具の使い方を教えてもらいました。
また、建物だけでなく、展示台やイスなどの家具も大変凝ったつくりになっています。

まちのしくみ

だがねランドのまちは、子どもたちが力を合わせて作りました。
みんなが楽しくすごすことのできるまちってどんなまちだろう。
まちに必要なもの、あると良いなと思うものをどんどん実現させて、自分たちのまちで、思い切り遊びました。

だがねランドに来たら・・・

①役場で受付をする。

  初めて来た子は、町民証と缶バッジを受け取ったら、 だがねランドの一員です。
  遊ぶ前に税金(10ダガネ)を納めてください。
  納められた税金は、公共事業や役場などで働くひとのお給料として使われます。

②だがねランドで何をするか決める。

●工房・工場ではたらく
 ・ 工房では、自分で工夫して商品をつくります。
   できた品物は問屋さんに買ってもらいます。
 ・ 工場では、いくつかの決まった商品をつくります。
   働いたらお給料がもらえます。

●お店屋さんになる
 ・ 問屋で商品を仕入れてきて、それを売ります。
 ・ 新聞社は、取材して新聞をつくり、それを売ります。

●銀行や案内所など商品を売らない施設で働く
 ・ 「だがねランド」には、銀行や案内所、博物館、役場 など商品を売らないけれど、
  まちに必要な仕事があります。 この仕事をするとお給料がもらえます。

●まちを使いやすくしたり、魅力的にする(公共事業)
 ・ベンチなどまちを豊かにすることを目的にしたものをつくったり、まちのこわれた
  ところを直したりする
  ・公共事業で働いてもお給料がもらえます。

●勉強をする
 ・ 予備校には、まちや建築に関する資料がそろっています。

●アーキテクちゅう試験をうける
 ・ まちやまちづくりについての知識を問う「はかせ」試験、道具の使い方や丁寧さなど
 技術を身につける「たくみ」試験という2つの試験があります。
 この試験はそれぞれ5級から1級まであり、持っている級があがることによってまちで
 できることが増えていきます。3級以上では、その級の「はかせ」と「たくみ」の両方を
 とると「アーキテクちゅう」の称号がも らえます。

●お店で買い物をする
 ・ お客さんとしてお店で商品を買うことができます。
   「ダガネ」をつかってばかりでは無くなってしまいます。 時々お仕事をしてください。

③片付けをしたらお給料をもらったり、
  お店の売上を計算します。

「はかせ」「たくみ」「アーキテクちゅう」の資格でできること

「はかせ」 5級 ・だがね議会の議員になれる
        ・材料屋で働くことができる
      4級 ・だがね博物館の学芸員になれる
        ・町長選挙に立候補できる
        ・役場で働くことができる
      3級 ・はかせ試験5級、 4級の試験監督になれる
        ・案内所でだがねツアーができる
      2級 ・はかせ試験4級の先生になれる

「たくみ」 5級 ・工房でカッターナイフを使うことができる
      4級 ・工房の道具貸出スタッフになれる
      3級 ・工房のスタッフになれる
      2級 ・工房長になれる

「アーキテクちゅう」3級 ・DAS(だがねオールスターズ)プチになれる
          2級 ・予備校のスタッフになれる 

 

まち体験

自分たちで作ったまちを使って、思う存分楽しみます。売れる商品をつくるために工夫しました。
また、知らない子とも「まち」をとおして仲良くなりました。

●だがねランドオープン 8/8

やっとできあがった「だがね」のまちを楽しみに、多くの子どもたちがやって来ました。
町長のあいさつの後、恒例のくす玉わりをして、さあ、まちのオープンです!

●町長選挙 8/9・18  だがね議会 8/11

つくったまちをより良くするために町長選挙と議会があります。
町長選挙では、候補者はそれぞれ公約を掲げて選挙に挑み、住民に支持を訴えました。
議会では、まちの現状をみてまわり、問題点の解決のために議論しました。

●夏祭り! 8/15

「風船バレーボール」「構造ゲーム」「射的」「世界のタワー輪投げ」「名古屋の区パズル」など
楽しいゲームがいっぱい。
夏祭りだけのお楽しみ。
最後に「アーキテクちゅう特別クイズ大会」も開かれました。

●さよならだがね  8/22

みんなで建物を解体し、また来年の「だがねランド」をつくるために部材の仕分けをしました。
スライドショーで今年の「だがねランド」を振り返ってしんみりした後は、またまた
「アーキテクちゅうクイズ大会」。

●だがねランド2012ミュージアムショップ

毎日工房で作られた商品の中からすばらしい商品を工房長が選び、「だがねデザイン賞」としました。
それらは、「さよならだがね」の日にオークションにかけられ、パズルには1,000ダガネを超える値が
つきました。

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