基本情報
開催期間 | 2008年7月23日〜8月24日(開催日数: 28日) |
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だがねランドに 参加した子どもの数 |
のべ2,579人(男:1197人、女:1382人) |

まちをつくる
道路、警察、駅、広場・・・、だがねランドに必要な施設は何?場所はどこがよい?
どんなまちにするか計画をして模型を作りました。次に、計画に沿ってお店やみんなで使う建物をつくります。設計図を描いて役場のチェック(確認申請)を受けたら建物づくりのスタートです。
まちづくりワークショップ
●都市計画ワークショップ 7/23、24
初日は、都市計画についてのお話を聞いた後、バスで東山スカイタワーに出かけ、名古屋のまちについて学びました。2日目は、決められた計画条件に沿って、グループごとにだがねランドの都市計画模型をつくり、発表しました。3人の審査員の先生方と一緒に最優秀案を決め、この案をもとに2008年のだがねランドをつくることになりました。
審査員:
片木 篤さん(名古屋大学大学院教授)
川口亜稀子さん(建築家[Liv設計工房])
炭 与志昭さん(名古屋市住宅都市局都市計画部長)
●建築家ワークショップ 7/26、27 7/29、30
都市計画ワークショップで最優秀案に選ばれた計画をもとにして、
お店をつくりました。建物をつくる時には、まずみんなで
話し合って設計図を描き、役場でチェック(確認申請)を
受けてから建物を建て始めます。
設計図通りに紙管とジョイントで骨組みをつくり、屋根や壁・看板を取り付けたら、お店の完成です。お店が完成したら、役場に報告して完了検査を受けます。グループごとに自分たちのつくったお店について発表し、みんなで一番お気に入りのお店を決めました。
まちのしくみ
だがねランドのまちは、子どもたちが力を合わせてつくりました。
みんなが楽しくすごすことのできるまちってどんなまちだろう。
まちに必要なもの、あるとよいなと思うものをどんどん実現させて、自分たちのまちで、思い切り遊びました。
1.だがねランドの住民になる
だがねランドに初めてきた子どもたちは、まず役場で住民登録をします。町民証とカンバッジをもらったら、だがねランドの一員です。
2.仕事を探す
今日はどんな仕事ができるかな。ハローワークで仕事を探します。仕事をしたらお給料がもらえるよ。
3.材料をかう
材料屋では画用紙やリボンなどの材料がたくさんそろっています。材料は通貨「ダガネ」で買うことができます。買った材料で何をつくるかは腕のみせどころです。
4.お店屋さんになる
選んだお店の店主になって商品を売ります。商品は手作りですが、問屋から仕入れることもできます。忙しくなってきたらハローワークで店員さんを募集することもできます。もちろんもうけは君のものだよ。
5.まちを自治する
だがねランドには住民が自分たちでまちを良くするために「町長選挙」と「議会」があります。町長選挙ではまちのリーダーとなる町長を投票で決めます。当選した町長は住民と力を合わせて「問屋」や「テレビ局」などを作り、公約を実現しました。
議会では住民の声を聞いてまちの問題点を話し合いました。また、まちを良くする活動に助成をするのも議会の仕事です。
まちのイベント
●オープニング 8/2
待ちに待っただがねランドオープンの日。
できあがっただがねランドのまちで今日から遊ぶことができます。
学校や警察署もできあがりました。昨年の町長からの話、住民代表による開場宣言やテープカットで幕をあけました。
●だがね議会 8/6,13,20
議会は計3回行われました。毎回10人程の住民が議員として 参加し、まちの問題点を話し合いました。また、「おばけやしき」 や「鉄道」は議会の決定によってつくられました。
●だがね町長選挙 8/9,16
町長選挙は2回行われました。立候補者による演説会は今年も盛り上がりました。町長の公約によって、まちに「問屋」「テレビ局」がつくられ、まちの緑化もすすめられました。
●だがね音頭とだがねランド夏祭り 8/17
わたあめ屋、風船つり屋、輪投げ屋、しゃてき屋など夏祭り限定の屋台が登場しました。また、夏祭りに向けて練習した「だがね音頭」をみんなでおどりました。
●だがね景観賞 表彰式 8/23
みんなに紹介したい名古屋周辺の建物や景色を、写真や絵で募集しました。議会で話し合った結果、昭和区の鶴舞公園に決定しました。鶴舞公園の担当の方に町長からトロフィーと賞状を贈りました。
●さよならだがねランド 8/24
楽しかっただがねランドともお別れする日。最後のまちを楽しんだ後、自分たちの手でまちを解体しました。町長のあいさつとスライドショーでしめくくって、 2008年のだがねランドは幕を閉じました。